ブドウ糖とは
ブドウ糖はごはんなどの炭水化物や砂糖などに含まれる栄養素です。身体に必要な栄養素ではありますが、ブドウ糖は『脳』の唯一の栄養源になります。
脳は1日に120gもブドウ糖を消費する『大食い』な臓器で、安静にしていてもどんどんと消費していきます。つまり脳の活性を促すためには糖類、なかでも吸収力に優れたブドウ糖が必要なのです。
糖類で代表的なものは砂糖ですが、砂糖はブドウ糖と果糖に分かれていて、おなじく糖類が含まれるでんぷんよりも構造が単純で、体内に取り込まれた時の吸収が非常にいいです。疲れた時に甘いものを採ると回復する、というのはあながち俗説ではありません。
集中力が途切れがちになる時に糖類、特に砂糖を体内に取り入れると、頭がすっきりとしてきます。だからと言って糖類をとりすぎると糖尿病の原因となります。 糖尿病の患者さんは糖類の吸収を抑える薬を使わなくてはなりません。
糖尿病患者が急激に血糖値が下がってしまったときに飴などを嘗めるとよい、と言いますが、それはブドウ糖の即効性を物語っています。