腸内環境とは
人のお腹の中の長期的な健康状態や好不調のことを「腸内環境が良い」とか「腸内環境が悪い」などといいます。みなさんがいつも何気なく考えているお腹の調子ですが、この中身が元気であるかどうかによって、あなたの健康に良い影響や悪い影響を与えるのです。いわば腸内環境は健康のバロメーターとなるのです。
「腸」は人間にとって、とても重要な働きをしています。腸内環境が健康のバロメーターになる理由は、それだけ腸が大切な役割を果たしているからです。
1.消化吸収、2.血液の生成と循環、3.細菌の合成と分解、4.免疫の維持、5.肌の調子を整える、6.排泄の最重要箇所
など人間の体内でも重要な役割をいくつも担っているのです。
もしも腸が弱っているとどうなるのでしょうか。まず栄養の消化吸収が上手く行われません。そのことにより、血液が上手く生成されず、有害な物質が溜まり汚れた血液となります。そして免疫力が低下し、数々の病気を引き起こすことになるのです。
腸とは主に大腸のことを指しています。その大腸の中でも盲腸は特に重要です。食べ物は口から入って食道を通り、胃、十二指腸を経由して身体に栄養を運びます。
その中で大腸の中には最も腸内細菌が生息しています。この腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)と呼ばれる場所が良い環境になっていると、腸内環境が良いことになります。
大腸には沢山の菌がありますが、その中で分解と発酵を繰り返し、善玉菌、悪玉菌といわれるものをつくっています。悪い菌が増えてくると腸内環境は悪くなっていきます。