フラクトオリゴ糖
フラクトオリゴ糖は玉ねぎやゴボウなどの野菜類、またはちみつなどに含まれているオリゴ糖です。
人工的に生成する場合、砂糖にフラクトシルトランスフェラーゼという酵素を作用して作ります。
フラクトオリゴ糖は人間の消化器官で消化されにくい性質をもち、そのまま大腸に達します。そこでビフィズス菌など善玉菌のエサになることでそれらの働きを増大させます。
またミネラルの吸収促進効果に優れ、オリゴ糖の中でで唯一カルシウム吸収促進で特定保健用食品(トクホ)の許可を取得しています。
甘味はショ糖の60パーセント程度ですが、難う蝕性という性質をもち、虫歯菌の増殖の原因になりません。また消化されないため血糖値の上昇の原因になることがないのも特徴です。
フラクトオリゴ糖はオリゴ糖の中でも水に溶けやすく、熱にも強いためさまざまな食品に利用されています。